企業のPR動画を最近話題のドキュメンタリー動画にしてみたいが費用が気になるという担当者も多いのではないでしょうか。ドキュメンタリー動画の制作は撮影だけではなくさまざまな工程があり、ひとつひとつ費用がかかります。費用概算のためにはまず工程を理解しましょう。
ドキュメンタリー動画制作の工程はおもに次の3つです。
さらに、撮影日数、ナレーションの有無、作品の長さなどに応じて制作費は異なってきます。
たとえば、2時間の撮影で2分の動画をなら15万円〜、4時間の撮影で3分の動画を制作するなら30万円〜、複数回の撮影で10分以上・ナレーションつきの動画なら100万円〜という概算を提示している制作会社もあります。
参考元:メディアフォーユー公式HP(https://www.mediaforyou.tv/price/)
では次に、ドキュメンタリー動画制作の各工程でどれくらい費用がかかるのか見ていきましょう。
企業のPR用にドキュメンタリー動画を制作するにあたっては、まず「誰にどのようなメッセージを伝えるのか」という動画の骨組みを決めなければいけません。3〜20万円が相場ですが、自社ですでに企画が固まっているならばコストを抑えることもできるでしょう。
ドキュメンタリー動画とはいえただカメラを回すだけではなく台本は必須です。企画構成にそってどのような流れの動画にするのかラフを描き、どのような演出をするのかまとめたものが台本になります。相場では5〜20万ですが、ナレーションを入れなければ安くできます。
企画構成から撮影までドキュメンタリー動画制作の全体をまとめる責任者、ディレクターにかかる費用も企画にかかる費用の一部です。制作費の約10%が相場です。ディレクターが複数人いて稼働時間が長ければそれだけ費用もかかります。
ドキュメンタリー動画の撮影と一口に言ってもさまざまなスタイルがあります。カメラマン1人でハンディカメラでの撮影ならば5万円ほどです。一方、カメラマン、照明スタッフ、音声スタッフなどが総出の撮影では100万円以上ということも。スタッフのスキルレベルと人数、拘束時間で大きく変動します。
撮影した動画のカット編集、色味の調整などの映像編集は相場で5〜50万円かかります。最近ではVR(仮想現実)などを取り入れた映像の制作も可能ですが、難易度の高い編集になるほど当然、料金も高額です。
ドキュメンタリー動画の中でイラストなどを利用するとより訴求力が高まることもあります。グラフィック制作費用には3〜50万円かかりますが、コストを抑えたいならば省略するのもひとつの方法です。
企業PR用のドキュメンタリー動画でも、ナレーションやBGMを取り入れる例は少なくありません。ナレーション・音響費用は3〜30万円が相場です。有名なナレーターを起用するほど費用もかさみますが、一方でまったくナレーションを入れないという方法もあります。