ドキュメント72時間

ドキュメント72時間とはどのようなドキュメンタリー番組か

「ドキュメント72時間」は、NHK総合で毎週金曜日の22時45分から放送されているドキュメンタリー番組です。空港やファミリーレストラン、海外の食堂や予備校など、さまざまな場所にカメラを据え、定点観測します。その現場で起こる出来事や人間模様を72時間にわたって観測し、偶然出会った人たちの話を聞き、今そこで何が起こっているのか、人々は何を思って生きているのかなど、「今」という時代を切り取る番組となっています。

ドキュメント72時間の出演者の傾向

代表的な過去のエピソード・出演者

• 異国の地のアフガニスタン食堂で/パキスタンにあるアフガニスタン料理のレストランに来る母国からたどり着いた人々を特集/2023年3月17日放送
• 資格試験の予備校 私の進む道/資格試験合格を目指す人々を特集/2023年3月3日
• 宮城・生花店 あなたを思う春に/宮城県名取市の生花店で花を買う人々を特集/2022年4月15日
• 冬の北海道 村のコンビニで/北海道初山別山村のコンビニに来る人々を特集/2023年3月10日

定点カメラでの観測なので、出演者は「その場所に来る人たち」です。さまざまな思いでそこに集う人々の人間模様や背景が浮き彫りになり、ドラマが生まれます。まったくの偶然によるドキュメンタリーだからこそ、現代社会を反映していると言えるでしょう。

ドキュメント72時間に出演するには

ドキュメント72時間は、毎回ある1つの場所を3日間（72時間）定点観測し、そこで起こる人間模様を取材します。そのときのテーマにより、その場所に居合わせた人々を3日間撮影するので、出演するには「定点観測をする場所」に選ばれる必要があります。

または、取材中に偶然その場所に居合わせれば、出演のチャンスとなるでしょう。

ドキュメント72時間のドキュメンタリー番組としての特徴

ある場所で3日間定点観測

「ドキュメント72時間」最大の特徴は、3日間の定点観測という点でしょう。ある場所に定点カメラを置き、そこを訪れる人や居合わせた人にインタビューするという方法で番組が構成されています。

3日間「場所」に密着することで、そこで起こるドラマや人々の背景が浮き彫りになり、想像もしないようなドラマチックなドキュメンタリーとなっています。

偶然居合わせた人々が出演者

「場所」に密着するため、取材対象者は取材中の72時間に、偶然そこに居合わせた人々となります。あらかじめ準備をした取材対象者ではないため、その場所の特性やそこに集う人々の思いが集約されています。

筋書きのない定点観測だからこそ、行き交う人々の生の声が視聴者に届きます。

ナレーションは俳優やタレントが担当

番組で決まった人がナレーションをするのではなく、その回ごとにナレーションを担当する人が異なります。俳優やタレントによって番組の趣も変わる面白みがあります。

日頃ナレーションをすることのない人が担当するので、視聴者がより共感しやすいのかもしれません。

ドキュメント72時間風のドキュメンタリー動画を
自社制作する方法

特定の場所にカメラを据え、3日間定点観測するのが基本なので、単純に定点観測の動画のみなら自社でも撮影可能でしょう。ただし、そこにスタッフが3日間密着し、居合わせた人にインタビューする必要があるため、3日間密着できインタビュースキルがある人材を確保しなければなりません。

撮影後は、72時間分の動画を編集する作業もあるため、現実的に素人が動画作成するのは難しいでしょう。

ドキュメンタリー番組の経験ある制作スタジオや、専門の動画制作会社に依頼することをおすすめします。

ドキュメンタリー動画制作の制作会社を比較する